SA-16d クファンジャル

■機体スペック
頭長高15.7m
乗員 1名
標準装備 Fa/MG-04「ミッドマシンガン」
追加装備 Fa/ML-04「マルチミサイルランチャー」
主機 SH4000-D セイレーンmk.Ⅱ D 1基
補機 IOF105 2基
駆動骨格 フレームアーキテクト TYPE001

■SA-16d「クファンジャル」機体解説
 月面世界から送り込まれる敵・無人Faの襲撃に対し、インドを始めとした中東方面の防衛機構はその広大な領域をカバーするために、フランス防衛機構が開発した空戦FA「SA-16/スティレット」を積極的に導入した。空中移動を可能とし、機動力に長けたスティレットは、敵出現時におけるスクランブルに対応、迎撃戦闘機として十分な機能を果した。 
 しかしその反面、空中での行動がその大半を占める機体のエネルギー消費は激しく、地上戦においてもその空戦能力を応用した高速走行に頼った戦闘を行うため、長時間に亘る攻撃作戦は難しく、これにより敵の侵攻を許す結果を招いてたのは事実である。 
 このスティレットの弱点を補うため、中東防衛機構はその環境・戦略に合わせて変更を施したスティレットのマイナーチェンジバージョンを開発・導入した。SA-16d「クファンジャル」である。その大きな変更は下半身、主に脚部にある。行動プログラミングの変更により自在に動かすことを可能とするFa/TYPE001の特性により、ダチョウの脚部を模した「オストリッチレッグ機構」を導入。(この脚部の形状から「S字に湾曲した包丁」を意味する「クファンジャル」の名が与えられた。)形状は逆関節に合わせた軽量装甲を与えることにより高速での歩行を実現。踵部分のランディングローラーを活用することで整地ではスケーティングによる走行も可能とし、陸戦兵器としての性能を飛躍的に向上させることに成功した。さらに肩部に姿勢制御スラスターを備えたサブジェネレーターを追加することで空戦・陸戦の双方で機動性を向上。さらにこのサブジェネレーターの追加と長時間の陸戦行動を可能としたことにより、飛行に多大な出力を必要としたスティレットにおいては使用困難とされていたレーザー兵器の使用も実現させたのである。中東防衛機構は追加生産のスティレットをクファンジャルに変更し、敵機迎撃率を向上させることに成功。月面軍の第3次降下作戦に対しての迎撃作戦「オペレーション・アント・クリーナー」においては、各方面の防衛機構では適うことの無かった迎撃率100%を達成している。
 この戦績によりクファンジャルは、アメリカ防衛機構においては特殊部隊専用機として「オストリッチ」の名称で正式に導入され、スティレットを開発したフランス防衛機構もシステムの一部を導入、「SA-16s/スーパースティレット」の開発に乗り出すことになる。