#004 漸雷

三二式五型 漸雷

■機体スペック
頭長高 15m
乗員 1名 (2名に変更も可能)
標準装備 Fa/DBG-13「ダブルバレルガン」
     Fa/CH-13「チェーンソーユニット」
    (Fa/LN-13「レーザーバイヨネット」)
追加装備 11式電磁手甲(Fa/M-11「スタンナックル」) 
駆動骨格 フレームアーキテクト TYPE001


■三二式五型「漸雷」機体解説
 月面世界から地球各地の主要都市に送り込まれる降下艇。要塞であり自動生産プラントでもあるこの降下艇からは無人Fa、通称「アント」が無数に送り出され、その猛攻により各方面の防衛部隊は窮地に立たされていた。日本方面防衛機構もまた例外ではなく、陸戦タイプのFA「三二式一型/轟雷」を中心とした迎撃戦闘を行うも、降下艇の破壊作戦は難航し、防衛線は後退の一途を辿っていった。この事態に防衛機構FA開発局はFA部隊強化のために轟雷をベースとした仕様変更機を開発、逐次導入を行うこととなった。
 三二式五型「漸雷」(ゼンライ)は、格闘武器で武装する敵・アントに対抗するべく開発された轟雷の近接戦闘に特化したバリエーション機である。下半身の外装は同様の物としながら、頭部の遠距離射撃センサーを廃し、部隊指示のための通信システムを強化。コックピットには状況に応じてパイロットとオペレーターの2名を搭乗させることも可能とした構造に変更。これに伴い構造・装甲の強度アップが図られている。腕部は敵機の格闘武器を防御するために高強度の装甲が奢られた。また格闘戦装備として、敵機の電子システムを破壊する打突武器「11式電磁手甲」(M-11/スタンナックル)が追加されている。
 携行火器もFa/CH-13「チェーンソーユニット」ないしはFa/LN-13「レーザーバイヨネット」を装着を可能とした実体弾射撃武器Fa/DBG-13「ダブルバレルガン」という漸雷の特性に合った装備がアメリカ防衛機構との共同開発によって準備された。
 この仕様変更を持って導入された漸雷は当初、日本防衛機構101空挺師団に配備。部隊の指定により、機動性は低下するも近接格闘時のデッドウェイトとなる無限軌道走行システムを取り外した機体が納入され、同部隊の輸送ヘリによる広域作戦を展開。各戦線へのタスクフォースとして機能し、防衛線を引き戻すことに成功した。後に通常部隊にも無限軌道走行システムを装着した形で配備され、FA部隊の先方を担うことになる。
 漸雷は轟雷同様、中国・韓国等のアジア方面の防衛機構にも同様の名称で配備された。だが、これらの地では格闘戦に特化した機体としての本来の目的とは異なり、砲撃戦から格闘戦までをこなす「強化型・轟雷」として運用されることになる。